【知らないと損する】デジタル人材・DX人材とはなにか?どんなスキルが必要?

経済ニュース

デジタル人材ってどんな人材のこと?と聞かれて皆さんは正しい答えを回答することができますでしょうか?

私が聞かれたら「最新のデジタル技術を活用し、会社のDX推進を担うことができる人々の総称」と回答します。

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デジタル人材は162万人不足する

米オックスフォード大学のマイケル・オズボーン教授は論文『雇用の未来』の中で「今後20年で米国雇用者の47%の仕事がコンピューターに奪われる」と指摘しました。

ITの進化やAIの普及で銀行の窓口係や通訳・税理士すら消えるかもしれないと言われています。

国内においては事務職・生産職が過剰する一方、専門職においては2030年に162万人不足するという見通しが出ています。

国としてもデジタル化に向けた人材育成を後押しする方針を示しており、3年間で4000億円の政策パッケージを新たに創設すると打ち出しました。

皆さんの仕事はコンピューターに置き換わることはない!と断言できますか?

少しでも不安のある方は、コンピューターに仕事を取られないように、一日でも早くデジタル人材の定義を理解し、行動していきましょう!



デジタル人材とはなにか?

三菱総合研究所によると、デジタル人材とはDX推進を担う、多様な人材の総称のことです。一つのことに特化して仕事が出来ることをデジタル人材と呼ぶわけではありません。

DX推進のカギとなる「デジタル人材育成」 (mri.co.jp)

デジタルトランスフォーメーション(DX)推進には大きく3つに分けて必要なスキルがあります。

①データサイエンス・エンジニアリング

→ビッグデータやクラウドのデータを分析する人やシステムを構築するエンジニアやプログラマーのこと

②ビジネス・サービス設計

→会社の将来像をデザイン・設計する人

③組織・プロジェクト管理

→DXを企画・推進、関係者との調整を行う管理者

デジタル人材と聞いて、多くの人が思い浮かべるのは①のデータサイエンス・エンジニアリングなのではないでしょうか。実はこれらの人々はデータを分析したり、システムを実現・実装する部隊でしかないのです。

ビジネス・サービスを設計したり、プロジェクト管理を行うこともDX推進として重要なポジションであり、これらの人々もデジタル人材といえるでしょう。

問題意識を常に持つことが重要

例えば、新卒採用や中途採用でエンジニア・プログラマーを多数採用しても、何をどうしたいのか会社として決まっていないと何も進まないですよね。

デジタルの技術というのは世界でほぼ同じレベルで使えるようになっています。大事なのはそのデジタル技術を、自社でどう活用すればどのような効果が得られるのか、という思考ができる人です。

DXの種類には攻めと守りがあります。攻めのDXとはデジタルマーケティングやECのような仕組みを構築し、会社のトップライン(売上)を向上させることです。守りのDXはバックオフィスやリアル施設のデジタルによる効率化を図りコストを削減することです。

どうすれば売上を向上できるのか?どうすればコストを削減できるのか?ということは現場の方が一番提案できるのではないでしょうか。つまり常に【問題意識】を持ち、改善の提案ができる準備をしている人もデジタル人材と呼ぶことができるでしょう。

プロジェクト管理のスキルも身に着けよう

改善の提案に対し、エンジニア・プログラマーがシステムを実装しますが、何をどう進めていくかプロジェクトを管理する人も重要です。

Aという部署でこうしたい!という提案が出ても、Bという部署でそれをされたら困る!ということもありますよね。関係者との調整を行い、会社全体でどうすれば一番良いのか考える役割が必要です。

また、エンジニア・プログラマーの数は限られているので、費用対効果の高いものから優先して進める、ということを決定しなければなりません。DXを推進していくためにはプロジェクトを管理できる人材も必要不可欠なのです。

プログラミングのスキルは持っておいて損は無し

とはいえ、サービスを設計する人やプロジェクト管理を行う人と比較すると、プログラマーやエンジニアというには希少性が高いのが現実です。プログラミングのスキルを持った人が管理者になるのとそうでないのとではプロジェクトの精度とスピードも変わってくるでしょう。

最近ではオンラインスクールも充実しているので、うまく活用しながらプログラミングスキルを身に着けたいですね。

希少性の高いスキルを身に着け、手に職と呼べるスキルが豊かな将来を築いてくれるでしょう。

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最後までお読みいただきありがとうございました。